クエン酸ががんを消す 代謝をターゲットにしたがん治療の効力

クエン酸ががんを消す 代謝をターゲットにしたがん治療の効力 の詳細

本書の参考図書に出ている「クエン酸で医者いらず」長田 正松 を読んで本書に興味が湧き読んでみました。内容はかなり専門的に書かれているので理解ができないのでパスして知りたかった要点だけのレヴューです。はしがきと第1章は理解できました。人体はヨットと同様に復元力がある、それを恒常性という、老化の宿命で細胞分裂の印刷ミスによる遺伝子変異の蓄積で異常細胞や増えガン細胞増えると復元力がなくなり死に至る。外科手術・抗がん剤を使う化学療法・放射線療法など初期の局所的な場合しかメリットはない。私見ですが分子標的な手法は期待できよう、基本は復元力（＝免疫力アップ）を強化するのが良い。ノーベル賞で有名になったオプシーボはメチャ高額でしかも万能とは言えない。いくらガン細胞を攻撃しても、体内で大量生産され続けていれば、また放射線・抗がん剤なども白血病を引き起こす 。全身状態が悪化しておれば治療さえできない。ガン細胞を兵糧攻めにし増殖を抑える 。活性酸素を除去したり遺伝子の傷の修復、薬物の解毒などは酵素反応の働き、それを助けるのがビタミンとミネラルです。体の自然治癒力を高めるのがミネラル。メキシコはガンの死亡率が極端に低い、それはクエン酸の多いライムとアボガドの生産量が世界一と関係している。潜水艦での味噌のカビ防止のクエン酸添加が意外にも乗組員の健康改善効果がみられた。ｐ．106にはガン細胞の特徴であるグルコース（ブドウ糖）やアミノ酸の取り込みを阻害するのがクエン酸である。ｐ．135には重曹は空腹時に1日に15ミリ程度、クエン酸は食後に摂取するのが良い。ｐ．184には断食療法ではガンには勝てない。糖質制限より抗腫瘍効果が高いケトン食、糖質を制限すれば高脂肪食でもガンを促進しない。クエン酸は身近な食品であるレモン・グレープフルーツや梅干しに含まれている。猛暑に梅干しやピクルス・酢の物をたべる、しめ鯖、寿司など、科学的根拠がない古来から経験知として伝承されてきた。酢がもつ疲労回復・殺菌効果・健康増進効果など多機能です。柑橘類から簡単に摂ることができるが、飲みやすいのがクエン酸粉末を溶かした水です。酸っぱい味が苦手な人にお勧めです。「酢は胃に悪い」と信じている人こそ読むべきです。胃の調子が悪い＝胃液が少ない⇒食物の殺菌不足⇒下痢・便秘、胃液が少ない⇒鉄分の吸収が少ない⇒酸素が不足がちですぐに疲れクエン酸で殺菌力を補う、胃液の分泌を促す。疲労物質の乳酸は血液を酸性にし、病気になりやすく成る、乳酸が体内にたまると、筋肉が硬くなり肩こり・腰痛として現れる。痙攣や死後硬直の乳酸の仕業。効能は心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・便秘・風邪・アレルギー・虫歯・口臭・口内炎・わきがyou tube動画「いまさら聞けない！重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸の違い」「疲労回復にはクエン酸ではなくコレ！」で甘酒も大切。私はメロディアが出しているすっぴんレモン(機能性表示食品) 200ml×24本 を愛飲しています。以下の本とともに私のバイブルとなるでしょう。「体内の「炎症」を抑えると、病気にならない!」池谷 敏郎 (著)炎症を抑える食べ物マグロ・タチウオ・サンマ・鮭など缶詰は水煮が良い。調理にはオリーブオイル抗酸化力が高い野菜（紫外線から守るファイトケミカルを自分で作っている）は抗炎症力も高い。ビタミンCを豊富に含む食品。その調理の注意点など参考になります。併読すべき関連本「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」内山葉子「牛乳のワナ」船瀬 俊介 (著)グルテンによるアレルギーを指摘した「ジョコビッチの生まれ変わる食事」ノバク・ジョコビッチ超オススメは「はだしで大地に立つと病気が治る (体内静電気を抜くアース健康法)」堀著です。炎症の解消には体内静電気を抜くのが一番カンタンです。これらの安上がりの健康法で元気に暮らそうではありませんか。